
グリーンアライアンスは、2026年3月8日、東京都新宿区で行われた親子体験型イベント「ミライ探求フェスタ」に出展し、太陽光発電の仕組みを小学生に向けてわかりやすく伝えるワークショップを実施しました。このイベントは、東京都環境局が推進する「わが家の環境局長」事業の一環として開催されたものです。多くの企業や団体が一堂に会し、それぞれの視点からエコアクションにつながるプログラムを提供しました。
“自分と地球のミライ”を考える「ミライ探求フェスタ」
東京都環境局では、2022年より「わが家の環境局長」事業を開始。小学生が自身の家族を代表して「おうちの環境リーダー(わが家の環境局長)」となり、親子でエコアクションに取り組めるよう、さまざまな機会を提供しています。これまでに、都知事と意見交換を行う「わが家の環境局長サミット」や、自然環境の保全、防災などをテーマにした体験型プログラムを実施。未来を担う子どもたちが環境問題への理解を深め、日常の行動へとつなげていくことを目的とした取り組みを進めています。
今回、「ミライ探求フェスタ」には、公募で選ばれた12の企業・団体が参加。エネルギー、科学、食、スポーツなど多様な分野をテーマに、ワークショップやデモンストレーションが行われました。会場は「新宿駅西口広場イベントコーナー」と「JA東京アグリパーク」の2か所。8つのゾーンに分けられた「ミライ体験コーナー」の各ブースを巡りながら、参加者が「自分と地球のミライをつくるヒント」を探す体験型イベントとして実施されました。対象は小学1年生から6年生までで、会場にはおよそ4,200人が来場。子どもたちの好奇心を刺激する多彩なコンテンツをすべて無料で楽しむことができる、充実した一日となりました。

② 「木育(もくいく)ゾーン」で行われた、不要になったTシャツをエコバッグにするアップサイクルのワークショップ
③ 映像×コーチングによって、スポーツと環境について考える「体育(たいいく)ゾーン」
④ サテライト会場の「水育(みずいく)ゾーン」では、水耕栽培でできた野菜の収穫体験を実施

子どもたちの関心を集めたグリーンアライアンスの体験ブース
グリーンアライアンスは、メイン会場内の「日育(にちいく)ゾーン」にて「環境にやさしいエネルギーを学ぼう! 太陽光発電で動く風車のおうち」と題した体験ブースを出展しました。
ワークショップでは、ウッドボードのパーツを組み立てて風車付きの家を制作。屋根に小型の太陽光パネルを設置し、光が当たると電気がつくられ、モーターによって風車が回るという仕組みです。再生可能エネルギーの働きを、実際に“見て・触れて”学べるプログラムとなりました。

最初は少し緊張した様子でしたが、作業が進むにつれてどんどん夢中に。途中でわからない部分があると親子で相談しつつ、試行錯誤しながら約30分で完成させていきました。完成後は、太陽光の代わりとなるハロゲンランプの光を当てて、動作を確認。自分で組み立てた風車がくるくると回り始めると大きな歓声が上がり、子どもたちに明るい笑顔が広がりました。
このワークショップには、小学1年生から6年生までの子どもと保護者、あわせて114人が参加。開始早々に用意していた整理券がなくなるほどの盛況となり、「組み立てるのが難しかったけれど、お父さんにも手伝ってもらって完成できた」「パネルに光が当たると風車が回って、光を隠すと止まるのが不思議でおもしろい」といった声が寄せられました。

一方、太陽光発電と蓄電池の電飾ジオラマ展示では、晴れた日や夜間など時間帯によって、家庭の電気の流れがどのように変わるのかをスタッフが詳しく説明。「おじいちゃんの家に太陽光パネルがついているよ」と教えてくれるお子さんもいるなど、身近なエネルギーとして関心を持つ様子が見られました。

クイズで学ぶ太陽光発電のしくみ
また、ブースでのワークショップとは別に、メイン会場のステージで「クイズで学ぶ! 環境にやさしい太陽光発電と蓄電池のしくみ ~脱炭素社会を支えるエネルギー~」と題したプレゼンテーションも実施。グリーンアライアンス事務局 企画推進統括 山口寛法氏が登壇し、地球温暖化や気候変動といった身近な話題からスタート。再生可能エネルギーの重要性について、子どもたちにも理解しやすい言葉で解説しました。
ステージ上では実物の太陽光パネルも紹介しながら、親子で参加できるクイズ形式で進行。東京都が推進する「HTTアクション」(電力を「H:へらす」「T:つくる」「T:ためる」)の紹介も行われました。楽しみながら学べる内容に、会場は終始にぎやかな雰囲気に。最後には正解者へ、絵本型の環境教育教材「でんきちゃんのだいぼうけん」やグリーンアライアンスオリジナルのシールをプレゼント。多くの子どもたちの関心を集め、好評のうちに終了しました。

写真右:プレゼンテーションでは、身近なところから取り組める省エネや太陽光発電の役割などを紹介し、東京都が推進する「HTTアクション」の重要性についても強調した

こうした体験を通じて育まれる小さな「おうちの環境リーダー(わが家の環境局長)」たちの気づきが、家庭や地域へと広がり、未来の環境づくりにつながっていくことが望まれます。グリーンアライアンス事務局 企画推進統括 山口氏は、今回のイベントについて「グリーンアライアンスは、持続可能な社会の構築に向けた活動施策として、主に低年齢層に向けた”環境教育の推進”に取り組んでいます。今回のイベントを通じて、これからの時代を担う子どもたちが、エネルギーや環境について主体的に考え、行動するきっかけになることを期待しています」とし、環境にやさしい未来をともに創ることを目指し、意義ある活動を続けていきたいと語りました。

子どもたちと一緒に未来を考え、行動の輪を広げる場に
今回「ミライ探求フェスタ」を主催した、東京都環境局 気候変動対策部 気候変動対策専門課長 千葉稔子氏にお話しを伺いました。
「本イベントは、小学生のみなさんが実際に体験して、新しい発見を持ち帰っていただき、未来の地球や環境について家庭や学校で話すきっかけになればという思いから開催しました。13のブースが会場に集まり、さまざまなプログラムを提供する中、行列ができたり、ステージにもたくさんの方にお集まりいただいたりと、関心度の高さがうかがえました。
また、東京都では、“2030年カーボンハーフ”、そして“2050年ゼロエミッション”の実現に向け、“HTTアクション“などの施策を通じて、広く情報発信をしながら脱炭素の取り組みを進めています。今回のイベントを通じて、ご来場いただいた皆様に、再生可能エネルギーのひとつである太陽光発電について、より身近なものとして感じていただける機会となれたら大変嬉しく思います」

Photo:太陽光生活研究所