2025.07.09 活動内容

グリーンアライアンス、涌谷町のふるさと納税でんきプロジェクトに太陽電池モジュールを寄贈

「グリーンアライアンス」は、宮城県涌谷町が開始する、ふるさと納税によるでんき提供プロジェクトに参画。新設する発電所に設置する太陽電池モジュール240枚の寄贈を行うこととなり、2025年7月2日、同町においてその贈呈式が行われました。(上の写真は宮城県涌谷町の風景)

新しいスキームでクリーンエネルギーをお得に還元

このプロジェクトは、涌谷町の町有地に新設される太陽光発電施設「涌谷町かがやき発電所」で発電したクリーンな電気を、ふるさと納税の返礼品として提供するもので、寄付者には納税額の30%分を割り引いた電気料金が適用されます。発電した電気は町の公共施設への電気供給源ともなり、また、災害時には非常用電源としても活用が可能で、クリーンエネルギーの地産地消や、地域のレジリエンス強化にも貢献するプロジェクトとして注目されています。ふるさと納税の返礼品として再生可能エネルギー100%の電気が提供されるのは、宮城県では初めての事例となります。グリーンアライアンスが寄贈した太陽電池モジュールは、この「涌谷町かがやき発電所」に設置され、活用されます。

<寄贈品>
太陽電池モジュール:240枚(システム容量:98.4kW)/寄贈元:グリーンアライアンス
パワーコンディショナ:5台/寄贈元:ダイヤゼブラ電機株式会社

贈呈式には涌谷町長 遠藤釈雄氏をはじめ、多数の関係者が列席。今回のふるさと納税でんきサ―ビスのスキームついての説明なども行われました。

贈呈式に出席したプロジェクト関係者。左より株式会社日本エコテック 会長 森下廣一氏、株式会社イーネットワークシステムズ 代表取締役社長 及川浩氏、涌谷町長 遠藤釈雄氏、グリーンアライアンス事務局代表・ハンファジャパン株式会社 エナジーソリューション事業部 執行役員 事業部長 李泰基氏、ダイヤゼブラ電機株式会社 執行役員 エネルギーソリューション本部長 兼 ES技術本部長 宮城康夫氏

グリーンアライアンス代表として、ハンファジャパンの李泰基氏が出席。太陽電池モジュールの寄贈にあたり、次のように挨拶しました。
「涌谷町のふるさと納税による電気のサービスというプロジェクトは、再生可能エネルギーの普及促進や、地域に根差した脱炭素化の推進を通じての社会貢献など、グリーンアライアンスの理念に合致するものであり、喜んでご協力させていただきました。これは、ふるさと納税の新しいスキームであり、皆様にクリーンエネルギーの還元ができ、またより多くの方に再生可能エネルギーについて知っていただける素晴らしい機会になるものと思います」。

遠藤町長に寄贈モジュールの目録を渡す李氏

寄贈を受け、涌谷町長の遠藤釈雄氏は次のように謝辞を伝えました。
「涌谷町の遊休地を活用して環境に配慮した電力を発電し、それを、町の貴重な財源にもつながるふるさと納税の返礼品として提供するというこのプロジェクトは、これまでにない革新的な企画であると捉えております。また、涌谷町の公共施設の電気代の削減や、町有地の環境管理にも役立つ試みでもあり、昨今の物価高騰や人手不足への対策効果も期待されるところです。ふるさと納税返礼品の電気により、各地の方々とつながり、そしてそれが関係人口を生み出し、さらに今後の町政運営の進展にもつながっていくのではと、期待をしています。このような機会を与えていただき、ご協力いただいた皆様に心より感謝しております」。

これ以降、本プロジェクトは本格的に始動。「涌谷町かがやき発電所」の建設が進められ、ふるさと納税による電力受付は、2025年秋に開始予定です。

Photo:宮城県涌谷町

グリーンアライアンス事務局

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