2025.08.19 活動内容

グリーンアライアンス、横浜市主催「子どもアドベンチャーカレッジ」で未来に向けての環境教育を実施

テーマは「太陽光パネルと蓄電池で安心の生活を学ぼう!」

「子どもアドベンチャーカレッジ」は、「主体的・対話的で深い学びのきっかけづくり」と「社会参加のきっかけづくり」の場と機会を提供するために、横浜市が市内の小学生(3年生~6年生)を対象に実施する体験学習イベントです。各プログラムを提供するのは、民間企業や大学、公的機関などで、多様な内容の学習イベントが、ほぼ無料で、市内各地で開催されています。

太陽光発電事業やEV事業などを手掛けるアイエーエナジーは、昨年よりこの活動を行っており、これに今年度から環境教育にも取り組むグリーンアライアンスが賛同。「太陽光パネルと蓄電池で安心の生活を学ぼう!」というテーマのもと、2団体協賛による実施となりました。

会場は、横浜市戸塚区にあるアイエーエナジーの本社ビル。2日間それぞれに午前の部、午後の部が行われ、合計4回のイベントが実施されました。対象となる小学3年生~6年生の参加は64名。このほかに、保護者や年下のきょうだいの参加者もあり、合計100名以上が集まる賑やかなイベントとなりました。1回1時間半ほどのプログラムは、①グリーンアライアンスによる太陽光についての授業、②アイエーエナジーによるEVについての授業、③住宅の太陽光発電について確認できる工作体験と、3部構成で行われました。

写真左)会場にはハンファジャパンの太陽光パネルをはじめ、パワコン、蓄電池、EVチャージャー、さらに住宅太陽光発電システムの仕組みがわかる電飾ジオラマなども展示。写真右)参加者には、「ソーラーライト」や「ソーラーエコハウス」のキットなどが配られ、これらを使ってプログラムが行われた



ソーラーライト」で発電・放電体験や「ソーラーエコハウス」づくりも

最初に行われたグリーンアライアンスによる授業では、まず子どもたちがこの夏、実際に体感している“暑さ”の話からスタートし、いま起こっている異常気象や地球温暖化について、そしてその対策としての再生可能エネルギーの必要性について説明されました。小学生向けのイラスト入りの教材をプロジェクターに映し、細かな画面展開でわかりやすく解説。そして、本題である太陽光発電についてのトピックスへと続き、発電の仕組みや、開発の歴史、さらには太陽光発電に蓄電池をプラスして使用することの大きなメリットなどが紹介されました。子どもたち自身が考えを導き出すクイズ形式の問いかけもあり、興味津々の様子。また、手回し機能が付いた「ソーラーライト」を使って、実際に発電、放電を体験する場面などもあり、大いに盛り上がりました。

写真左)グリーンアライアンスの授業は、クイズなどを交え、和やかに進行。講師はグリーンアライアンス事務局 企画推進統括 / ハンファジャパン株式会社 エナジーソリューション事業部・DX戦略部 チャネル・マーケティング課 課長代理 山口 寛法氏。写真右)「ソーラーライト」を使って発電、放電の体験も

また、アイエーエナジーによるEVについての授業では、CO2を排出せず、地球にやさしいEVならではの様々なメリットが紹介されました。また、太陽光発電など再生可能エネルギーで作った電気を利用してEVに充電することで環境保全にさらに役立つことなどが説明され、子どもたちは新しい電気の循環方法に感心しきりの様子でした。

そして最後は、紙製の「ソーラーエコハウス」の工作タイムに。これは、屋根に付けたミニソーラーパネルが明るい時には発電・蓄電し、周りを暗くすると貯めた電気により明かりがつく仕組みの工作キットを利用。一人ひとりが組み立て、シールや色付けを行ってそれぞれオリジナルの家を完成させました。そして全員の家ができたところで、会場が消灯。すると、すべてのソーラーハウスに明かりが灯り、子どもたちからは大きな歓声が。太陽光発電と蓄電池の仕組みをまさに体験できた瞬間でした。

「ソーラーエコハウス」を工作。家の装飾に使うオリジナルシール(写真右)も用意された

写真左)子どもたちが自由にデザインしたオリジナルの「ソーラーエコハウス」が完成。写真右)室内を暗くすると、全員の家が鮮やかに点灯

参加者からは「工作が楽しかったです。電気を消した時にみんなの家に明かりがついて住宅街のようになりうれしかった」、「普段からゴミを増やさないこととか、使わない部屋の電気は消すことなどはしています。これからもっと環境にいいことをしてみたい」といった感想が聞かれました。今、環境に必要なこと、そして太陽光発電と蓄電池の仕組みや必要性などについて、楽しみながら考えることができた貴重な時間となったようです。



未来を見据え、責任ある行動の基盤となる「環境教育」を

グリーンアライアンスでは、「子どもアドベンチャーカレッジ」の開催の目的について、次のようにコメントしています。
「今回は、『地球温暖化』を主軸に、再生可能エネルギーの環境問題に対する有効性をはじめ、太陽光発電・蓄電池のしくみや、それらがもたらす安全性などについて授業を行いました。環境問題により、私たちのくらしに様々な影響が起きていることを認識し、太陽光発電などの再生可能エネルギーの大切さを楽しく学んでいただきたいと、子どもたちに向けた教材を用意し、できるだけわかりやすく説明しました」(グリーンアライアンス事務局 企画推進統括 / ハンファジャパン株式会社 エナジーソリューション事業部・DX戦略部 チャネル・マーケティング課 課長代理 山口 寛法氏)

また、今年度から取り組む「環境教育」についても、
「持続可能な社会を構築するために、次世代を担う子どもたちに環境問題への理解を深めてもらうことは不可欠と考えます。それは、未来を見据えた行動への基盤となるものと思います。環境教育を通じて、子どもたちにそうした責任あるアクションを促すことが私たちの役割です。世界中で起こっている環境問題を自らの課題と考え、身近なことから改善していく意思を持ち、行動していくことの大切さを一人でも多くに伝えていきたいと思います」と、その意義を強調しました。


グリーンアライアンスでは、今後も、2030年のSDGs達成に向けた持続可能な社会実現のために、パートナー企業と力を合わせ、継続的にこのようなイベントや環境教育を実施していく予定としています。

「子どもアドベンチャーカレッジ」を運営したアイエーエナジーとグリーンアライアンス(ハンファジャパン)のスタッフ。中央左は株式会社アイエーエナジー 代表取締役社長 古川隆太郎氏、中央右はグリーンアライアンス事務局代表(ハンファジャパン株式会社 エナジーソリューション事業部 執行役員 事業部長)李泰基氏



Photo: ハンファジャパン株式会社、太陽光生活研究所

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